Lab to Market、最終プレゼン
今週水曜日には、本校の看板授業であるLab to Marketの最終プレゼンテーションを行った。
半年間かけて検討してきた事業プランについて、ゲストである地場企業のCEOや地場アクセラレーターのアドバイザの前で15分間のプレゼンを行うというもの。
内容は先週提出した最終レポートの内容をプレゼン化したものであり、私個人としては事業全体のフェーズと10年間の利益予想、資金調達計画とその使い道について内容を作成、説明した。
今回のプロジェクトから学んだこと
これまでの実務経験に通じるところも多かったが、販売やコストについての仮説を立て、それらの仮説に基づき見通しを作り、市場の状況や自社サービスのバリューなどと数字をリンクさせることで現実味を持たせていくというプロセスは良い経験になった。
また、全くの未経験である医療機器の事業化というフィールドでも、アドバイザや経験のあるチームメンバーから必要な情報を引き出して短期間に医療機器メーカーの人間として必要な知識レベルに追いつくという経験も良い鍛錬になったと感じている。
自分の性格的に「(必要かに関わらず)全てを知ろうとしてしまう」という短所があると思っていたので、今後は「必要十分な部分だけを効率的に理解して結果を最速で出す」ということにフォーカスするように思考回路を切り替えて行きたい。
プレゼンの結果…
ゲストからのフィードバックとしては、
・オープニングと最後のまとめの内容をもう少しリンクさせて、聴衆の大枠の疑問に対して最初に答えて(=事業の意義やインパクトを簡潔に伝えると理解)からスタートすること
・技術的バックグラウンドの無い聴衆に対して、医療スタートアップの長いタイムスパンや研究と事業化の進み方を噛み砕いて説明すべき
というものだった。
そして結果として、招かれた3人のゲストの採点により8チーム中トップ3に選ばれ、次週水曜日に投資家とRadyのDeanを招いた場でプレゼンする機会を得た。
ただ、このプレゼンを実際に自分たちでするかどうかでメンバー間で意見が分かれ、この週末にかけて少し議論をしている。
良い経験なのだし自分たちで掴んだチャンスなのだから自分たちでやるべきだという私に対して、他のメンバーの中には、このプロジェクトはそもそもバイオテックphDのラボから始まっており、そちらで会社組織を立ち上げようとしているので、投資を勝ち取るためにもそのラボのメンバーにプレゼンさせるべきだという意見の者もいる。
現在の案としては、よりプレゼンを聞きやすく一貫したものとするためにメンバーを絞ろうというところまでは一致しており、phDラボでこのプロジェクトをスタートさせたインド人学生か、同じラボから今回のL2Mに参加しているAugustineが事業概要や市場について説明し、事業計画と資金調達、エグジット戦略について私が説明するということになりそうだ。
これまで一緒にやってきたチームメンバーでもう一度プレゼンができないのは残念だが、もし自分がもう一度水曜日にチャンスをもらえるとしたら、今週のプレゼンをさらに磨き上げ、今できる最高のプレゼンをしたいと思う。