Your focus determines your reality.

思ったことや新たに知ったことのメモとして。元々は留学中に考えていたことを記したブログでした。

授業

2019春学期振り返り

今週は授業はなく、水曜日にLab to Market(L2M)のプレゼンとCreativityの期末試験、木曜日にFinancial Statement Analysisの最終レポートを提出し、これでMBAの全てのカリキュラムが終了した。 最後の週まで盛りだくさんで、MBAライフの良い締めくくりにな…

Lab to Market、最終プレゼン

今週水曜日には、本校の看板授業であるLab to Marketの最終プレゼンテーションを行った。 半年間かけて検討してきた事業プランについて、ゲストである地場企業のCEOや地場アクセラレーターのアドバイザの前で15分間のプレゼンを行うというもの。 内容は先週…

Lab to Marketのプロジェクト、いよいよ大詰め

今週のハイライトは何と言ってもLab to Marketの最終ビジネスプラン提出であった。 半年間かけて検討を重ねてきた新生児向け血液検査ビジネスについて、これまでに検討した全てを盛り込んで17ページのレポートにまとめたものを提出した。 その中には以下のよ…

組織でクリエイティビティを高めるということ

水曜日のCreativity & Innovationはさらにスコープを拡げて、組織でのクリエイティビティについて。 組織は他社に先駆けて市場に入り、競合や外部環境の変化に対応し続けなくてはならないわけで、そういう一つ一つの行動の中にこの授業で定義づける”Creativi…

チームでの間違った判断について

水曜のCreativity & Innovationの授業は相変わらず素晴らしい授業だ。中間試験後の学期後半戦はグループでのクリエイティビティについて扱っており、今週は「なぜ優秀なメンバーを集めたチームでも間違った判断をしてしまうことがあるのか」について、スペー…

意思決定において陥りやすい思考の罠

水曜日のCreativity & Innovationは相変わらず面白い授業だ。 クリエイティブな思考とは何か、どうすればクリエイティブになれるのかを考えることで、ビジネスの中での思考や判断をいかに有益なものにするかを学ぶ授業であり、必修にしても良いのではないか…

クリエイティブ思考と知識の深さ・幅の関係

水曜夜のCreativity & Innovationは、クリエイティブな思考についてケースを通して学んでいく異色の授業。 抽象的になりがちな「クリエイティブ」という言葉を「新しいこと」+「価値があること」と定義づけ、クリエイティブなアイディアがどのように産まれ…

理想のチーム・つづき

今週はプレゼン×3、最終レポート×1、課題(重い…)×1と、これまでのMBA生活でもっとも体力的に厳しい1週間となった。Customer Analyticsの課題の結果やTechnology and Innovation Strategyのプレゼンへの評価など悔しい部分は残るものの、Lab to Marketのプ…

社会的関係、それを踏まえた感情が顧客行動にもたらす影響

月曜日のConsumer Behaviorでは、他者とのつながりから個々の顧客がどのような影響を受けているかについて扱った。 顧客、というより人間は、自分自身の考えと同じくらい社会的な人間関係から影響を受けており、それが購買行動にまで影響を及ぼしている。 具…

オープンイノベーション

木曜日のTechnology and Innovation Strategyはオープンイノベーションについて。 社外のパートナーや顧客とのネットワークを活用し、自社だけではなく他者の力も借りて新製品や新事業の開発を薦めるという手法だ。日本でも数年前からバズワードとなっており…

理想のチーム

先週金曜日には、これまでのLab to Marketでのリサーチを踏まえたビジネスモデルプラン(新生児向け血液検査の新手法)を中間レポートとして提出した。 保険会社への価値提供を含め、医師、患者に対してどのようなバリューを提供するか、マーケットサイズと…

業界標準と東芝の見事な撤退

木曜日のTechnology and Innovation Strategyでは、デファクトスタンダード(業界標準)について扱った。 授業で扱ったケースの一つは、もはや定番かもしれないが、Blu-rayとHD DVDの基準争いについて。DVDの後継規格となる映像メディアの業界標準を、ソニー…

旧世代技術覇者の新技術への対応

木曜日のTech and Innovation Strategyは先週に引き続きSカーブへの対応について。 今週はKodakを例にとり、旧世代の技術で成功した企業はなぜ新しい技術への対応が遅れがちなのかを学ぶという内容。 Kodakの悲劇 Kodakはフィルムカメラで覇権を取り、写真に…

技術革新と世代交代

木曜日に履修しているTechnology and Innovation Strategyは、技術革新とイノベーションの関係について、ケースを通して学んでいく授業。 これまでにブロックチェーンやAirbnbなどを題材に扱ってきている。3週目が終わった今の段階で、基礎的なフレームワー…

冬学期 各授業のプロジェクト

今学期も各授業のグループが固まってきている。2週目まで終えた各授業の所感とともに記載しておきたい。 Consumer Behavior アメリカ2、インド1、インドネシア1、日本1。 個々の能力も高く、議論のスピードが早い。 ただ、このインド人学生Kはこれまで…

文化が顧客の行動に与える影響

月曜日のConsumer Behaviorでは、3か月を通して「顧客の行動に影響を与える要素」について取り扱う。 これらの要素は大きいものから小さいものまで様々で、主に以下のようなものが挙げられる。 文化 (Culture / Subculture) 年齢・地域・性別等 (Demographic…

2018秋学期振り返り

2年生最初の学期も全て終了となり、これでMBAもあと1/3となった。 今学期履修した4つの授業は、理論と実践を良いバランスで取ることができたと思っている。New Product DevelopmentやTechnology Commercializationのような起業や新規事業での戦略や戦術の…

クラスタ分析

今週の授業はほぼプレゼンのみであったので、先週のResearch for Marketing Decisionで学んだクラスタ分析について記載しておきたい。 クラスタ分析は、サーベイの数量データに基づいて、顧客の中に嗜好性の異なるグループ(クラスタ)がいくつあるのか、ど…

プロトタイピングに向けた事前検討プロセス

New Product Developmentの事前課題はこれまでに習得したコンセプトの総演習的内容だったのだが、指示が若干曖昧だったこともあり、どのように進めるべきかかなり悩むこととなった。 結局2週間悩みグループでも相談し、最後にプレゼンを行うところで何とな…

スピード感あるプロトタイピング

先週のNew Product Developmentではプロトタイプ作りについて学んだが、その際にGoogleのプロトタイプ作りのプロセスについて説明する動画が紹介された。 ウェブサイトやスマホアプリなどのプロトタイプをいかに効果的に素早く作るかを解説しているものだが…

新サービスへの顧客の心理

今週のNew Product Developmentは、顧客が新サービスに対してもつ心理的効果について。自分の過去の経験を振り返って耳が痛いものもあったので、ここにまとめておこうと思う。 Endowment effect(授かり効果) 顧客は自分がすでに持っているものを高く評価し…

2018春学期振り返り-MBA1年目を終えて

自宅で受験するStrategyのFinalExamを受け、1年目の全ての授業が終了となった。このテストは1週間の時間制限という実質レポートのような試験だったので、今週の平日は全てこの分析に費やした。土曜日にテストを提出し、以降は9月24日まで3か月間の夏季休暇…

プロダクトプラン 反省あれこれ

最終プレゼンが3つとStrategyクラスの最終授業がある今学期の集大成的な週となった。 特にこの学校の看板授業であるLab to Marketのプレゼンは、6分と短い事もあり、本当に話さなくてはならない要素を厳選し、スライドや話し方の細部にもかなりこだわった。…

A/Bテスティングによる仮説検証

Digital Product Managementがとにかく実践的で面白い。 TVストリーミングプラットフォーム「ROKU」の改善案立案実習を通して、新サービスの仮説検証をまさに自分の手を動かして学べている。今週はA/Bテスティングを終え、製品改善プランのまとめに入ってい…

新事業の仮説検証、振り返り

今週も先週に引き続き、Lab to MarketとDigital Product Managementでの新製品のテストに大半の時間を費やした。それぞれについての反省点を記載しておきたい。 ユーザインタビューについて Lab to Marketでは、グループプロジェクトで進める翻訳サービスに…

新製品の仮説検証

Digital Product ManagementとLab to Marketの授業はどちらも新製品の立ち上げにおける仮説検証を具体的にどのように進めるかを扱っており、まさに自分が最もこの2年間で学びたかったことを実際に手を動かしながら学べており感慨深い。 ここまでに学んだこ…

Lab to Marketのグループでの衝突

学期当初から何となく恐れてはいた事なのだが、Lab to Marketのグループ内で衝突が起きてしまった。 具体的にはアメリカ人男性Daneとインド人女性Kavithaのすれ違いによるものであり、2人の性格が上手く噛み合っていない事が問題だと思っている。アメリカに…

プロトタイプを作るスピード感

Digital Product Managementの授業では、ユーザストーリーの作成から実際のサービスのモックアップを作成するところまでを5日ほどで行うという体験をできた。 ユーザストーリーの作成においては、ギフトを贈る、という行為に着目し、ギフトを贈る際にユーザ…

まとまる議論、まとまらない議論

今週のハイライトはLab to Marketのディスカッションであった。 トピックとしては2つで、1つはハーレーダビッドソンのケース、もう1つはチームプロジェクトとして今学期通して議論していく課題発見とそれに対してのソリューションを立案する演習。特にチ…

Organizational Strategyの教授とのやりとり・その2

先週も記載したOrganizational Strategyの教授があまりに即レスをくれるので、他にも2つ、ブログに記載した文章を送ってみた。やはり即レスでコメントを貰えたので、それについて記載したい。 今回はいずれも短い返信ではあったが、自分の背中を押してくれ…