Your focus determines your reality.

思ったことや新たに知ったことのメモとして。元々は留学中に考えていたことを記したブログでした。

理想のチーム

先週金曜日には、これまでのLab to Marketでのリサーチを踏まえたビジネスモデルプラン(新生児向け血液検査の新手法)を中間レポートとして提出した。

保険会社への価値提供を含め、医師、患者に対してどのようなバリューを提供するか、マーケットサイズと成長率、競合の状況、事業の抱えるリスク、今後のアクション等をまとめたものである。

 

木曜日までには各自の割当部分の記載が終わり、残りはマージして提出するだけとなっていたのだが、金曜日の20時ごろになってマーケットサイズの記載に矛盾があることや、事業リスクの記載について解決の方向性が示されていないことなどが議論の的となり、締切である金曜日の24時直前までグループ全員で修正を続けることとなった。

結局レポートは無事提出することができたのだが、金曜日の夜に4時間に渡りレポートの修正を全員で行うという経験は、グループの結束を固める大きな転機となったように思う。

特に、「全員で」というところがポイントだと思っており、自分の分担でなかった部分についても全員が目を通して意見を発信し、自分のできる能力を使って手を動かし続けたことで、レポートが全員の納得いくものになったという経験は、「このメンバーだからこそ出せたアウトプット」であることを全員が意識し、チームの士気を高めるきっかけとなった

 

思い返せば、これまでの仕事の中でも、幹部説明の直前までバタバタと資料を直したりすることも多かった。

その時、それぞれのメンバーが役職の上下に関わらず「自分ができることを見つけて最後まで貢献できているか」が、終わった後の達成感とアウトプットの質を決定づけていたように思う。個人的に思う良いチームの定義は「メンバー全員が最後の瞬間まで参加する意志を持って貢献し続けるチーム」だが、それをまさにMBAの中でも実感することができた。

 

この状況を生むことができた要因は色々あるのだが、以下が大きいように思う。

・今何をしなければいけないか、次に何をしなければいけないかを逐一明らかにした

・各自がお互いに「誰に何をしてほしいか」を明確にし、仕事が放置される事態を防いだ

・何か一つ進むごとに声を掛け褒めあった

・全員がレポート全体に目を通すように呼びかけ、気になった点はチャットなどで即座に議論して解決していった

 

プロジェクトスタート当初はマイペースなメンバーの多いグループだったのだが、ここに来てまとまり始めてきた。今後も自分のできることを見つけて貢献し続けながら、他のメンバーの貢献意欲も引き出すような呼びかけをグループ内に投げかけ、チームメイクの実践練習を続けて行きたい。