Your focus determines your reality.

思ったことや新たに知ったことのメモとして。元々は留学中に考えていたことを記したブログでした。

新事業の仮説検証、振り返り

今週も先週に引き続き、Lab to MarketDigital Product Managementでの新製品のテストに大半の時間を費やした。それぞれについての反省点を記載しておきたい。

 

ユーザインタビューについて

Lab to Marketでは、グループプロジェクトで進める翻訳サービスについてのユーザインタビューをブラッシュアップした。

水曜日の授業に向けて一度作成したインタビューは授業の中で教授からかなり細かいフィードバックをもらうことができたが、「この質問はユーザが見たらどう答えて良いかわからない」「この質問は全員がこの選択肢を選ぶ。誘導的で意味がない」など、厳しいものだった。

これまでに作ったユーザインタビューを見返すと、自分たちが立証したいというニーズの存在を誘導的に答えさせようとする質問になってしまっており、ニーズがどこにあるかをフラットに探るものになっていない。これは授業の進むスピードにも原因があると思うのだが、ソリューションについて発散したアイディアを一気に自分たちの仮説に向けて絞り込もうとするあまり誘導的なものになってしまっているのだと捉えている。もう少し多段的にユーザインタビューを行い、誘導することなく仮説を検証しながら選択肢を絞り込んでいくようなテスト設計が必要だろう。

今学期は講義があと1回と最終プレゼンテーションを残すのみになったが、プレゼンに向けてはフレームワーク(主にダブルダイヤモンド)に沿って課題の特定とソリューションの組み立てについての思考プロセスを整理し、今学期学んだことを振り返るとともに、クラスに対してシェアできるようにしたい。

 

プロトタイプのテストについて

一方で、Digital Product Managementのグループプロジェクトは順調に進んでいる。こちらは学外のユーザテスティングサービスを使って、実際にテストユーザに対して自分たちのプロトタイプを見せて製品の細かい仕様を決定して行くフェーズにある。

このグループワークはプロトタイプ作成(私とアメリカ人学生)、テスト設計(インド人学生とインドネシア人学生)と分担し、グループ内でのディスカッションもスムーズに進んでいる。メンバーそれぞれの能力が高いこともあり、ユーザインタビューの内容とプロトタイプの作り込みがガッチリはまり、検証したい仮説が明確で、かつそれらを定性的な面から検証できる良い調査が設計できている。

次週にかけて最終的なユーザテストを終え、結果を踏まえて最終プレゼンとして製品の改善プランを発表するスケジュールとなっている。まずは火曜日に教授とのミーティングがあるので、それまでにユーザテストを立ち上げようと、今週末は最終的な詰めを行なっている。順調。