MBA2年目に向けて
MBA2年目を迎えるにあたり、残り9カ月をどのように使うかを整理し直しておきたい。
MBAプログラムも残りは3カ月×3クォーターであり、時間的制約を考えても取れる授業は12科目ほど、さらにそのうち2科目は必修(冬学期・春学期のLab to Market)なので、自分で選べるインプットは残り10科目ほどと少ない。
大枠のゴールイメージ
・事業立案の大枠なフレームワークであるダブルダイヤモンドに沿っての課題特定、顧客分析、仮説立案/検証の具体的手法の理解と実行
・その実行の中でのデータ収集/分析、マーケティング、アカウンティングなど基礎スキルの適用と、チームマネジメント、リーダーシップの実行
そのゴールに向けて
これまで指針としていた
・ハンズオンプロジェクトや具体的なケースでのアウトプットにこだわる
・個人としてのコミュニケーションスキルは(ハードスキルとしては)学ばない
に加え、以下を意識して時間を使いたい。
プロジェクトベースでの新規事業立案・既存事業改善の経験を積む
これまでに学んだフレームワークやチームマネジメントスキルをいかに実践で応用するかというアウトプットの機会を増やしたい。
先学期のLab to MarketやDigital Product Managementといった実践的授業で経験したように、スピード感がある実際のプロジェクトの中で、グループでフレームワークを使いながら自分たちがすべき事を考え実行していく経験をリスクフリーの環境で行う経験は、MBAならではのものだと思っている。残り9カ月でもこの環境を活かしてもっと実際の業務に近いアウトプットの経験を増やしていきたい。
データ収集/分析スキルを高める
特に顧客分析や仮説検証のステップにおいて、検証すべき仮説を立て、検証に使えるデータを集め、集めたデータを的確に分析して仮説を検証していく具体的な手法の理解と実行スキルがまだ足りていない。
データ収集/分析についてはアウトプットだけでなくインプットも増やし、前述のプロジェクトを進める中でもしっかりとした手法の理解に基づく顧客分析・仮説検証ができるようになっていきたい。それをできるようになることで、実務の中でも勘と経験に頼らない(もしくは勘と経験を補完し裏付けする)判断ができるようになるはずである。
具体的には以下のスキルを高めたい。
・プロジェクトのゴールを踏まえた仮説立案力と、検証方法の設計力
・ユーザテスティングの具体的な質問構成力
・収集したデータを定量的に分析し、仮説に対する答えを導く力
・上記プロセスをスケジュールに沿ってチームで実行する力
・上記プロセスを踏まえての判断の正当性をプレゼンで相手に伝える力
データ分析ができるプレイヤーになることも重要だが、実戦の中でそれを使い、データに基づく経営判断ができるチームを作るには、チームメンバーを動かしてそれを実行できるようにならなければならない。
そのため、インプットだけではなく、プロジェクトベースでのグループワークを通して学んだことのアウトプットをしていくことも並行して行っていきたい。