Your focus determines your reality.

思ったことや新たに知ったことのメモとして。元々は留学中に考えていたことを記したブログでした。

新製品の仮説検証

Digital Product ManagementとLab to Marketの授業はどちらも新製品の立ち上げにおける仮説検証を具体的にどのように進めるかを扱っており、まさに自分が最もこの2年間で学びたかったことを実際に手を動かしながら学べており感慨深い。

ここまでに学んだことと反省点を振り返っておきたい。

 

Digital Product Managementでは実際のサービスのモックアップを作成し、サービスの細かな仕様についての仮説を立て、実際にユーザに対してインタビューを行ってどちらの仕様が良いかを決めて行くというプロセス(A/Bテスティング)を進めている。

また、Lab to Marketの授業では、ソリューション立案についてのアイディア発散・収束を繰り返しており、具体的には製品についての仮説立案とコンジョイント調査による仮説検証・製品スペックの絞り込みを通して、ユーザのポジショニングステートメントを明確にして行くというプロセスを踏んでいる。

その中では、ペルソナ描出とカスタマージャーニーマップによるユーザのタッチポイント明確化と製品の改善ポイント洗い出し、仮説立案とその検証方法検討というプロセスを繰り返しながら、少しずつ自分たちのソリューションを絞り込んで行っている。1年前、ここに来る前にはもっと曖昧なイメージしか描けていなかったプロセスが少しずつ明確になってきている。

現時点の自分の課題としては、効果的にユーザの声を聞くための製品モックアップ作りとユーザインタビューの組み立てという2つがあると思っている。

製品モックアップ

主にDigital Product Managementで扱っているROKUの画面イメージを想定している。

今回もWebサービスやアプリのモックアップを簡単に作れるBalsamiqを使い作業しているが、自分たちの強みとなる製品コンセプトを実際の製品デザインに落とし込むプロセスで自分たちが意図していたポイントが上手く伝わらないようなモックアップになってしまうリスクがまだまだ高いと感じている。

実際の業務の中ではプロのプロダクトデザイナーの力を借りることになるのかもしれないが、例えば自社のホームページ作りと同じく、業者に任せておけばOKというようなものではないだろう。

自分たちの意図がどうしたらテスト用プロトタイプに反映できるのかは、これまでの中ではSocial Media Marketingの授業で学んでいる内容が最も近いように感じるので、そこから上手く思考プロセスを結び付けていきたいところである。

ユーザインタビューの組み立て

Lab to Marketのグループプロジェクト(翻訳ソリューションの立ち上げ)で考えているものの中で課題感を持っている。

前週の授業の中で行ったユーザインタビュー演習(実際にクラスメイトと自宅キッチンの写真を見せ合いながら、相手にとって食べ物とは何であるかを掴むという演習)でも難しさを感じたが、仮説に対して誘導的にならず、具体的なユーザの経験をオープンクエスチョンで聞きながら、仮説の検証につながる答えを引き出せるようなインタビューを組み立てるというのは、質問をリアルタイムではなく予め考えるようにしても難しい。

今週土曜日にはユーザインタビューを考えるためのグループワークを行ったが、かなり難航している。

Lab to Marketの授業でも自分たちの考えたテスティング内容を踏まえて教授とミーティングを行えることになっているので、それまでに現時点での全力を出して、有効なアドバイスを引き出せるようにしたいと思っている。