Your focus determines your reality.

思ったことや新たに知ったことのメモとして。元々は留学中に考えていたことを記したブログでした。

サマースクール(UCSD Extension)振り返り

10週間のUCSD Extension(サマースクール)もついに終了。

英語を学びにきたはずだったのに、そこからはみ出した部分も色々学べて凄く濃密な3カ月間であった。

 

Advanced Business Reading and Discussion

クラスの雰囲気はどんよりしていてディスカッションというよりは雑談のような授業ではあったが、内容は決して簡単ではなく、ビジネス関連の記事を速読する力はある程度ついた手応えが得られた。

ただし、ディスカッションなどで簡潔に自分の意見を言うことには課題が残っている。しかしこれも、簡潔に言えるようにと意識すると逆に萎縮してしまい話す機会を逸してしまうため、まとまりがなくても積極的に発言を繰り返すことで、徐々に上手くまとめられるようになると考えている。

 

Advanced Case Studies in Business

前述の「Business Reading and Discussion」と言う授業名はむしろこちらの授業の方がふさわしいかもしれない。

アメリカのトップビジネススクールが作成したケースを用いたディスカッションは、ビジネスのトピックに沿って自らの経験から意見を言うと言う良い練習になった。

ボキャブラリーもTOEFLで触れなかったものがかなり含まれており、MBAプログラムに向けた英語学習という観点では最も直接的に貢献する授業であった。

 

Academic Advancement through Service Learning (AASL)

最も得るものが多い授業であった。

地域再興やリーダーシップ、社会正義などの社会学的な学びを実際のボランティア経験をしながら噛み砕くということで、アメリカの文化を理解する良いきっかけになったし、自分の思考の癖やリーダーシップタイプを理解し直し、またクラスメイトとのプロジェクトの中で意識的に自分の能力を発揮するきっかけも得られた。

英語力の向上という観点からはかなり間接的な効果になるかもしれないが、それでもエッセイライティングの基礎や、ディスカッションで具体論を話す練習をした経験はMBAに向けた基礎力向上に十分適していると考えている。

さらにこのクラスはコアクラス(自分のホームクラスのようなもの)であることや、自主的に志望した生徒のみのクラスであることもあり、非常に雰囲気が良く、若いながらに優秀な学生が多かった。今後も繋がりを深め、色々なことを吸収したい。

 

Advanced Grammar Seminar

最もテクニカルな授業であり、レベルもGMAT受験者やTEFL(英語教師志望者向けコース)にチューンしたものであったため、知らないルールや表現が多く、即戦力となる知識を得られた。

クラスメイトの英語力もこのクラスが最も高く、クラスメイトとの会話自体もスピーキング、特にディスカッション力向上に貢献している。

またこの授業で得た知識はすぐにAASLでのライティングやプレゼンの授業でのスクリプトに生かすことができたこともプラス要素であった。

 

Advanced Business Presentations Skills

この授業もMBAプログラムに向けて即戦力となるスキルを向上することができた。アメリカで効果的なプレゼンテーションをするための内容構成、興味を引きつけるためのテクニック、声調、スピード、ボディランゲージ等を具体的に学び、実践を積むことができた。

講師は厳しかったがクラスの運営がとても上手く、クラスの雰囲気自体は活気があり建設的なものであった。それらのおかげで、日本でしていたプレゼンをただ英訳しただけのものではなく、アメリカ人から見て優れたプレゼンテーションをするための基礎的なスキルは身に付けられたと感じている。

また、この授業を通してスピーキングスキルが劇的に向上したわけではないが、自分の言葉で話して物事をちゃんと伝える能力が自分にはあるという自信もついた。

 

この10週間だけでも人生にこれまで無かった刺激をたくさん得ることができ、期待を大きく上回る多くのことを学ぶことができた。

来週13日からはMBAプログラムのオリエンテーションが始まる。ここで学んだことをベースに、MBAでも全力を尽くしたい。

 

クロージングセレモニーについて(余談)

木曜日にはクロージングセレモニーと称し修了式が催された。

その中では学生代表のスピーチや各種表彰があったのだが、この1か月間撮り溜めたサンディエゴ近辺の写真(インスタにアップしたもの)が”Photo Scavenger Hunting”賞を受賞し、壇上で表彰されるという出来事があった。

また、他の二人の学生と三人で、講師へのサプライズとして壇上で歌うという企画を立て、こちらもその場にいた学生約100人を巻き込んで成功させることができた。英語で歌詞を書き、壇上から学生に呼びかけてその場でサプライズに参加してもらうという経験はもちろん初めてであったが、これを成功させられたことはお遊びとはいえ自信になった。

式典終了後は多くの講師や学生から「歌良かったよ!」「写真よかったね!」と声をかけてもらい、やはり自ら行動して実績を示すことが他の人の心を動かすリーダーシップの源になるということを感じた。