幹となる戦略との整合

ようやく冬学期の授業が開始となった。

今学期はMarketingとOrganizationalStrategyが火曜と木曜の両日に1時間半ずつ開講され、短時間で大量のケースを読まなくてはならないため、先学期以上にタイムコントロールに気を配る必要がある。

授業の内容としては先学期と比較して数学的なスキルに頼る部分が少なくなり、概念理解とディスカッションによる部分が多い印象。ディスカッションの量だけでアメリカ人を圧倒することは難しいため、概念を理解してクリティカルな発言をいかにできるかに重点をおきながらsurviveしていきたいと思う。

今週の授業の中では、「戦略との整合」というポイントが複数の授業のなかで強調されていたように思う。

例えばマーケティングの４P（戦術）は戦略と整合しているものでなくてはならないし、組織作りはその組織がどのような行動を起こすべきかという戦略を実現するためのものでなくてはならない。さらにオペレーションの授業でも、時間とコストのどちらを落としていくかという戦略に基づき最適なオペレーションを考えるべきということも学べた。

この「整合」こそが、複数の知識を組み合わせて使うといういわゆるMBA的な考え方なのだろうと思っている。

例えば、マーケティングはマーケティング戦略のことだけ考えるのではなく、その背景としてはミクロ経済に基づく市場の理解や、会計やオペレーション、ファイナンスの知識を使った在庫管理の戦略なども絡めて考える必要がある。今学期は新たな知識の習得だけではなく、これまでに学んだことや別の授業で学んでいることの活用も意識しながらケーススタディに取り組んでいきたい。