Your focus determines your reality.

思ったことや新たに知ったことのメモとして。元々は留学中に考えていたことを記したブログでした。

ニーズを反映したプロトタイプ

今学期はNew Product Developmentが新事業開発の根幹を学ぶ良い授業になりそうだ。今週はユーザニーズをプロトタイプに反映するためのプロセスについて。 ユーザインタビューなどによるニーズの把握 アンケートやインタビューなどにより、「ユーザが既存商品…

新サービスへの顧客の心理

今週のNew Product Developmentは、顧客が新サービスに対してもつ心理的効果について。自分の過去の経験を振り返って耳が痛いものもあったので、ここにまとめておこうと思う。 Endowment effect(授かり効果) 顧客は自分がすでに持っているものを高く評価し…

MBA2年目に向けて

MBA2年目を迎えるにあたり、残り9カ月をどのように使うかを整理し直しておきたい。 MBAプログラムも残りは3カ月×3クォーターであり、時間的制約を考えても取れる授業は12科目ほど、さらにそのうち2科目は必修(冬学期・春学期のLab to Market)なので、自分…

2018春学期振り返り-MBA1年目を終えて

自宅で受験するStrategyのFinalExamを受け、1年目の全ての授業が終了となった。このテストは1週間の時間制限という実質レポートのような試験だったので、今週の平日は全てこの分析に費やした。土曜日にテストを提出し、以降は9月24日まで3か月間の夏季休暇…

プロダクトプラン 反省あれこれ

最終プレゼンが3つとStrategyクラスの最終授業がある今学期の集大成的な週となった。 特にこの学校の看板授業であるLab to Marketのプレゼンは、6分と短い事もあり、本当に話さなくてはならない要素を厳選し、スライドや話し方の細部にもかなりこだわった。…

A/Bテスティングによる仮説検証

Digital Product Managementがとにかく実践的で面白い。 TVストリーミングプラットフォーム「ROKU」の改善案立案実習を通して、新サービスの仮説検証をまさに自分の手を動かして学べている。今週はA/Bテスティングを終え、製品改善プランのまとめに入ってい…

新事業の仮説検証、振り返り

今週も先週に引き続き、Lab to MarketとDigital Product Managementでの新製品のテストに大半の時間を費やした。それぞれについての反省点を記載しておきたい。 ユーザインタビューについて Lab to Marketでは、グループプロジェクトで進める翻訳サービスに…

新製品の仮説検証

Digital Product ManagementとLab to Marketの授業はどちらも新製品の立ち上げにおける仮説検証を具体的にどのように進めるかを扱っており、まさに自分が最もこの2年間で学びたかったことを実際に手を動かしながら学べており感慨深い。 ここまでに学んだこ…

Lab to Marketのグループでの衝突

学期当初から何となく恐れてはいた事なのだが、Lab to Marketのグループ内で衝突が起きてしまった。 具体的にはアメリカ人男性Daneとインド人女性Kavithaのすれ違いによるものであり、2人の性格が上手く噛み合っていない事が問題だと思っている。アメリカに…

プロトタイプを作るスピード感

Digital Product Managementの授業では、ユーザストーリーの作成から実際のサービスのモックアップを作成するところまでを5日ほどで行うという体験をできた。 ユーザストーリーの作成においては、ギフトを贈る、という行為に着目し、ギフトを贈る際にユーザ…

まとまる議論、まとまらない議論

今週のハイライトはLab to Marketのディスカッションであった。 トピックとしては2つで、1つはハーレーダビッドソンのケース、もう1つはチームプロジェクトとして今学期通して議論していく課題発見とそれに対してのソリューションを立案する演習。特にチ…

2018冬学期振り返り

2018冬学期も終了となり、1週間の春休みに入った。 今学期は前学期と比較してペーパー試験が少ない代わりに、大量のケースリーディングとライティングに追われ、結果的には前学期よりも一つひとつのケースについて深く考える機会が多かった。そしてその分、…

Organizational Strategyの教授とのやりとり・その2

先週も記載したOrganizational Strategyの教授があまりに即レスをくれるので、他にも2つ、ブログに記載した文章を送ってみた。やはり即レスでコメントを貰えたので、それについて記載したい。 今回はいずれも短い返信ではあったが、自分の背中を押してくれ…

Organizational Strategyの教授とのやりとり・その1

今期最も苦手意識を持っているOrganizational Strategyの教授に、このブログで書いた内容をメールで送ってみたところ、即レスで返信が返ってきた。 ゴールに向けて「一体」となった組織作り/組織と戦略の整合について 送った記事はこちら 教授からの返信 「…

工場シミュレーション"Littlefield"

先週はその前の週から実施していたオペレーションの授業における工場ラインシミュレーション"Littlefield"がハイライトとなった。 今週の火曜日まで実施しており、木曜日の授業ではその解説を受けることになったのだが、この1週間のシミュレーションの中で…

グループ内でのポジショニング/リーダーとフォロワー

アイデンティティ喪失 冬学期も後半戦に入り、ようやく今学期のスタディグループの中での立ち位置が定まって来た感がある。 今学期のグループにはアメリカ人学生Brennanという、先学期まで自分が力を発揮していたポイントを得意分野とするメンバーがいる。数…

Kotterの8Step

木曜日のOrganizational Strategyの授業で学んだKotter’s Model(組織変革のための8ステップ)について記載しておきたい。Kotterのモデルは以下の8ステップで組織の変革を起こして行くという考え方だ。 1) 危機感の創出 2) 変革推進のためのチーム構築 3) …

大企業の中での新規事業

火曜日に提出したOrganizational Strategyのケースは、大企業の中での新規事業創出について。まさに自分がここに来る理由となったテーマについて、Nike(失敗例)とGE(成功例)2社のケースを通して学ぶというものであった。 2つのケースの比較 Nike 中国…

”Embrace”という概念

こちらに来てから、アメリカの良い文化だと思っていることがある。”Embrace”という概念である。 日本語に訳すと「抱きしめる」という意味が一番に出てくるのだが、アメリカではそれ以上に別の意味で使われることの方が多い。 それは「何か外からやってきたも…

Amazonの友人との話

1月末には学校の就職支援イベントとしてベイエリアに行ってきた。社費留学だし転職にも興味は無いのだが、せっかくなので行ってきた。 ところがこれがあまりに得るものが無く、むしろ現地で空き時間に会った2人の友人との時間の方が断然有意義であった。そ…

狙いを絞るということ

今週のマーケティングの授業はセグメンテーションとターゲティング、ポジショニング、いわゆる「STP」について。 1.5時間の授業のメッセージは至ってシンプルで、「ユーザが持っているニーズのうち、自分たちの持っている強みを使って、どのニーズを満たす…

ゴールに向けて「一体」となった組織作り

今週は木曜までの課題としてOrganizational Strategyのケース分析をレポートとして提出したため、その分析に多くの時間を割いた。 配布資料もなくパワーポイントもなくSouthern Accentのある英語で教授が喋りまくるこの授業はかなり苦痛なのだが、ケース分析…

幹となる戦略との整合

ようやく冬学期の授業が開始となった。 今学期はMarketingとOrganizationalStrategyが火曜と木曜の両日に1時間半ずつ開講され、短時間で大量のケースを読まなくてはならないため、先学期以上にタイムコントロールに気を配る必要がある。 授業の内容としては…

外から見た日本

日本の存在感 今年感じたことの一つに、アメリカでの日本という国の存在感の無さがある。 日本と韓国や中国の区別がついていないクラスメイトも少なくなかったり、授業やエンタメ施設などでいくつかの国がピックアップされる時に日本が出てこなかったり。日…

2017秋学期振り返り

Final Exam3つを受け、2017秋学期は全て終了、冬休みに入った。 今学期の授業はビジネスの基礎となる知識の習得とその活用の練習が中心であり、学んだ知識同士を結びつけて使うというところにまで至らなかったため、来学期以降はそれを意識して取り組んでい…

MBA、横から見るか、下から見るか

今学期は所謂MBA的な授業というよりも、大学の経済学部のような授業が中心となった。 正直なところ、この3ヶ月で学んだものと今後自分がやりたいことをダイレクトに結び付けるのは難しいのだが、自分が本当にやりたい「自社の強みを生かした新しいビジネス…

リーダーシップの発揮によるチームの変革

Leadershipクラスのテーマは上述の通り「組織変革について」。こう書くと大それた事で、受講前はとっかかりが無さそうに感じていたが、論理的に解説されて腹落ちした良い授業であった。 ポイントとしては「正解は無いが、押さえるべきいくつかのポイントはあ…

グループワークの中での分裂

木曜日のQuantitative Analysisのクラス内グループワークでは、結論は出せたものの議論は分裂してしまった。つまり、5人グループなのに2人と3人に別れて議論が進んでしまったのだ。これではグループであることの意味を活かしきれていないため、今後繰り返…

Problem Framing

今週のLeadershipの授業はこれまでと打って変わってスピード感があり、教授のファシリテーションも良く、いかにもMBAという授業であった。 (教授も言っていたが、どうやら一部の学生がMidTermのフィードバックでボロクソに書いたために改善を図った模様) …

プレゼンテーションのスタイル

水曜日に履修していたManagement Communicationsの授業は半期の授業であったため今週が最終日であった。最終プレゼンの中であった新たな発見について記載したい。 最終プレゼンとしては、自由テーマによる5分間の個人プレゼンがあったのだが、アメリカ人の…